samba server setup


samba server の設定では、vfat mountのところで説明したように、日本語ファイル名の変換の問題が あります。 これもマニュアルには説明されていませんがすでに組み込まれています。

まず、smb がインストールされていることを確認しましょう。 インストールされていれば /etc の下に samba ディレクトリーができていますので、その中の smb.conf を編集します。

Samba 3.0 (Fedora)以降の場合は

[global] の下に、以下の3行を追加します。

unix charset = EUC-JP
doscharset = CP932
display charset = CP932

ただし、文字コードセットでユニコードを採用しているならば、最初の1行はいりません。

さらに、[homes]の指定が

[homes]
    comment = Home Directories
    browseable = no
    writeable = yes


の様に簡単になりました。 以前の書式では、アクセスできませんので気をつけて下さい。
インストールしたときにできる smb.conf を編集した方が間違いがありません。

それよりも前のバージョン(RedHat9 以前)の場合は

[global] の下に、以下の2行を追加します。

client code page = 932

coding system = euc


次にその下にある workgroup を自分の LAN workgroup 名に変更します。

あとは、Share Definitions share したいディレクトリーを設定します。 何もしなくても home ディレクトリーと printer はすでに share されていますので、tmp のコメントをはずすなり、windows ディレクトリを追加するなりしてください。

ファイル編集が終わったら、sambauser password を設定します。

smbpasswd -a username

usernameはすでにlinux上に存在している必要があります。
サービス設定で smb にチェックマークを入れてセーブして、開始ボタンを押して起動しましょう。


逆に、Windows マシン、または samba クライアントとして使うときは、

mount -t smbfs -o codepage=cp932,iocharset=utf8 //windows_hostname/directory /mnt/smb

と入力すれば、/mnt/smb にマウントされて使えるようになります。 もちろん、斜の部分は自分に合わせて変更して下さい。 マウントポイントも同様です。


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更新日:2006/11/19 12:39:33