Vine6がリリースされてだいぶたつので、そろそろサーバーもアップグレードしようと思いたち、アップグレードし
ました。 基本的にはVine5とほとんど変わらないが、てこずったところもあるので残しておきます。
FedoraやUbuntuがユーザーIDを1000番から使用するように変更になったので、それに合わせてこちらも変更することにしました。
目次
インストー
ル
初期設定
vncサーバ設定
webサーバ設定
dhcpサーバ設定
メー
ルサーバ postfix+spamasassin+smtp auth+dovecot設定
squirrelmail(Web mail)設定
sambaサーバ設
定
nfsサーバ設定
ftpサーバ設定
dnsサーバ設定
sshサーバ設定
サー
バ移行設定
停電対策 apcupsd
インストール自体はしごく簡単で、聞かれたことに答えていけばスムーズにインストールができるはずです。 キーとなる部分だけを記載しておきます。
- インストールの準備:
- 今回、ユーザーIDを1000番台に変更するので、インストール前のバックアップを取る前に変更しておきます。
sudo usermode -u 1000 hyde
これで既存のファイルのユーザーIDもすべて自動的に変更になります。
sudo groupmod -g 1000 hyde
ただし、このコマンドでは既存のファイルのIDは変更にならないので手動で変更する必要があります。
sudo chgrp -R hyde /home/hyde
全てのユーザーに対して変更が終わったら、他のPCなり外付けディスクなりにバックアップします。
sudo rsync -avz /home /backup
sudo rsync -avz /home
192.168.0.128:/backup
バックアップが終わったら、インストールメディアから起動してインストールを開始します。
- インストールオプション:
- 何もしないでそのままインストールメディアを起動すると、起動後の画面が同期ずれでめちゃくちゃになってしまうので、起動時に
Advanced optionsを選択し、VESAドライバを選択します。 nvidiaのグラフィックカードの時はこうなってしまうようです。
あとは自分の環境に会わせて適宜インストールします。
インストールが終了したら一旦run level 3で再起動し、rootでログインします。
- まず、なにはなくともsudoができるようにします。
- visudo
を実行するとsudo設定ファイルが開きますのでファイルの下の方にある
#
%wheel
ALL=(ALL) NOPASSWD:
ALL
の行のコメントを外して%wheelを自分のユーザ名に変更し
ま
す。
これで一旦端末を再起動すればパスワード入力なしにsudoコ
マン
ドが
使えるようになります。 これ以降は必要のない限り"su -"は使いません。
- ユーザー、グループIDを1000番台に変更する:
- インストール時にメインユーザーのIDを変更する事ができず500になっているはずなので、インストールの準備でしたように、ユーザーID、
グループIDを変更します。
usermode -u 1000 hyde
groupmod -g 1000 hyde
chgrp -R hyde /home/hyde
reboot
- gui
モードで再起動し、自分のユーザーでログインします。
- ディレクトリ名を英語に戻す:
- ホームディレクトリの下のディレクトリ名が日本語になっているので次のコマンドで英語に戻します。
LANG=C
xdg-user-dirs-gtk-update
日本語のフォルダ名を英語に変更する
かどうかを聞いてくるので、yesを
選択し、左下のチェックボックスにチェックを入れてこれ以降変更しないようにしておきます。
- 次に、vineを最新にアップデートします。
- アップデートする前にSynaptic
パッケージマネージャーを立ち上げ、設定→リポジトリでftp.jaist.ac.jpリポジトリすべてにチェックします。
本家にはないパッケージがあります。 Synaptic
パッケージマネージャーでアップデートできますがコマンドラインでは、
- sudo
apt-get
-y update
sudo apt-get
-y upgrade
- ユーザの追加
- 必要なユーザを以下のコマンドで追加します。 ユーザーIDが1000番台以上であることを確認。
sudo
useradd
****
sudo passwd ****
追加し終わったら全てのユーザに一度GUIでログインしてディレク
トリ
名を英語にもどしておきます。
- 自動ログイン設定
- /etc/X11/gdm/custom.conf に以下の内容を追加する。
sudo
vim
/etc/X11/gdm/custom.conf
[daemon]
AutomaticLoginEnable=true
AutomaticLogin=userID
- データ転送
- バックアップからユーザデータを転送します。
sudo
rsync -avz 192.168.0.128:/backup /
転送が終われば初期設定は完了です。
Flash Playerのインストール
sudo
apt-get
-y install install-assist-flash-plugin